主にチームメタボ内のデッキ調整録、デッキの変遷、最後のデッキ選択についてのあれやこれや。
kazoon先生と、ゲストでマツバガニ君が調整してくれた感じです。
翻訳記事風に書いてたら、妙に書きやすかったから最後まで続けてみたw
************
●選択
Eternal Festivalに向けてデッキを選ぶ上で、一つ選択をしなくちゃいけなかったんだ。
それは「貴方はShow and Tellを使う側?それとも使われる側?」ってこと。
誰もがご存知であろうこのカードは本当にバカげていて、それは今更語るほどの事ではないけれど、おおよそ通した次の瞬間にそのゲームは滅殺されている。
全ての参加者はこの問題に直面し、そしてどちらかを選択したんだろうね。まぁほとんどは使わない側に回ったんだろうけど。
僕らはShow and Tellを使う側を選んで、そして調整を始めた。当時はまだ9月の初頭だったから禁止発表に怯えながらね。
何故使う側に立ったって?簡単さ、このカードの暴力的な強さに惚れたんだよ。
まず注目したのは、GenConのレガシー選手権とMOCSレガシーの結果だ。
レガ選の優勝はSneakShow。これは僕も以前から使っていて、日本のレガ選でも入賞できた素晴らしいデッキだね。
M13が発売されたからと言って、特に変化は無かった。
一方MOCSの優勝デッキは、M13から飛び入り参加したアイツをフィーチャーした新しいShow and Tellデッキだ。
これの簡単な動きを説明すると、
Show and TellからOmniscienceを場に出す、
手札のBurning Wishを唱えサイドボードのPetals of Insightをサーチする、
Petals of Insightでライブラリを操作し、もう一枚のBurning Wishを掘り出す、
さらにサイドボードのGrapeshotを唱えると相手は黒焦げ、って寸法だ。
もちろんOmniscienceからGriselbrandやEmrakulが出てもゲームが終わる。
Petals of Insightっていうカードを見つけ出したヤツは、全く素晴らしい暇人だよ!これのお陰でOmniTellはSneakと全く異なる対策が必要になったんだから!
さて、話を戻そう。これら二つのShow and TellデッキのうちSneakは以前から使っていたので、次はOmniTellがどんなデッキか理解する必要があった。
だから9月にOsakaはNipponbashiで行われた、BigCup Legacyで試してみたんだ。
http://83710.diarynote.jp/201209012012099874/
色んなフォーマットで共にデッキ調整しているkazoonのアイデアと僕のアイデアをミックスしたものだ。
ちなみにDuressが多いのはNipponbashiメタゲームさ、ここはBurnがとても多いんだよ。Ryuji, The Kami of Burnがいるからね、HAHA。
まだまだ荒削りなリストだけど、こんなのでも全勝できた。この結果でパワーの高さを確信して、当分の間調整を続けることを決めたんだよ。
************
●調整
最初の調整は簡単だ、弱いカードを抜いて強いカードに替えていくだけだからだ。
まず大きな改良が、Boseijuの採用。
Overmasterの役割を果たし、PiarceやREBをすり抜けるこのカードはPiarce過多の環境にぴったりで、増量されるまでに時間は掛からなかった。
次にDivining Topの採用。
初見の印象は「毎ターンマナが必要で時間がかかるからこのデッキには合わない」だったんだけど、使ってみて印章が180度変わった。そしてすぐにPreordainと入れ替わった。
このカードは枚ターンPreordainを打ってる様なもので、むしろデッキのキープ基準を大幅に上昇させ、毎回安定した動きをもたらしたんだ。
そして土地の改良。
土地を並べたいのに噛み合わないCity of Traitorsはすぐにリストラされたんだけど、毎ターン2点のダメージを食らうAncient Tombがネックだった。
その時「Crystal Vein」を思い出したんだ、ヒントはちょっと昔のANTに使われてたってこと。
元々手札破壊を多めに積んだのもANTがヒントだったんだよ、Divining Topの採用テストもそこが始まりだし、FoWを0~2枚まで減らして8Duressでテストプレイもした。まぁ8Duressの結果は散々だったけどね。
決めるターンだけ2マナ必要なので、このデッキにはぴったりの土地だったね。
メインデッキで最後まで迷ったのが、Vendilionを使うかDuressを使うかってところ。
Thougthseizeの採用は確定的だったけど、追加のDuress枠は僕とkazoonとの間でも意見が割れていたんだ。
僕の主張は「Divining Topを使って土地を安定的に伸ばす構成ならば、初手で打ちたくないDuressよりも相手に合わせて妨害可能なVendilionの方が強い」
だった。
最終的にはDuressになったけど、Vendilionの型も是非試してみて欲しいね。
サイドボードにはBurning Wish専用枠が必要なので、実質10枚しか使用できない。
Pyroclasm
Massacre
Show and Tell
Grapeshot
Petals of Insight
この5枚は何があっても指定席から動かないだろうからね。
さらにWish枠として、前方確認用のDuressを一枚詰みたかったので枠を使用。
ちなみにkazoonはここにTherapyを選択した。
そして僕らはLeyline of Sanctityの必要性について議論した。
またそれに伴い墓地対策の必要性についても。
テストを重ねることで得た結果は、OmniTellは僕らの想像以上に手札破壊に脆いということだったんだ。
Leylineの有無はその勝率の改善に直結するだけでなく、BurnやANT等他のマッチアップにも流用できるカードだったので、4枚必須という結論に至った。
すると枠の都合上削られる、いや削らざるを得なかったのが墓地対策。
これもテストの結果なんだけど、墓地対策を使わなくても墓地利用デッキ相手に一定以上の勝率を叩き出せるという数字が出て、その結果この枠は0枚になったのさ。
サイドボード残り5枚
次にREB枠。
テストの段階でVendilion、Counterbalanceが辛いことは判ってたし、一番の天敵であるDelverにも対処可能だからね。
問題は何枚取るかということだけで、最初は2枚、そして3枚、最後は4枚に落ち着いた。
最後に、これも議論の末最終的に入ったがReverent Silence。
マナベースをこれ以上Wastelandに弱くしてまで緑をタッチするのか?というデメリットと、
相手からLeyline of Sanctityを出された時にどう対処するのか?という回答及び、後付けではあるがCounterbalanceやOblivion Ringへの回答になるというメリットを比べた結果の採用。
元々僕のリストにはEchoing Truthなどのバウンスが入っていたんだけど、こういう対応型カードに2枚も枠を割くのは弱いということ(Sneak型なら話は変わるが)と、特定の状況に対応できるからこそWishボードとして使えるこのカードは強い、という点が選ばれた理由だった。
最終的に75枚はこういう経緯で決まり、これをkazoonが使うことになったんだ。
http://83710.diarynote.jp/201210142256405414/
え、僕はどうしたって?
理由があって別のデッキに替えたのさ。
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●勝ちきれない
このデッキを使って調整をしていた全ての大会で、最初のBigCupの除いて、僕は一度も勝ち越すことが出来なかったんだ。
もちろん調整中なのでリストに不完全な部分はあった。しかしデッキが一定以上の強さならば、調整中とはいえある程度の結果は残せると思っている。
ならば、果たして本当にデッキは強いのか?あるいはメタに合っていないんじゃないのか?それとも他に勝ちきれない理由があるんじゃないか?
結果を出せていない以上、エタフェス直前一週間ではあったが自分なりに勝てない分析する必要があった。
そしてその結論を出した。
勝ちきれない最大の理由は
「プレイングの選択肢が難しすぎてミスプレイが多すぎる」
端的に言えば、僕がヘタクソだったってことさ。
フリープレイでの1プレイさえ、僕とkazoonの間で議論が起こる程の繊細さを要求される挙動。
1Tにセットランドは何か?先手ならThoughtseizeを打つのか?Ponderは?どのタイミングで仕掛けるか?
選択肢が多すぎて、毎回満点のプレイングはほぼ不可能だった。
そしてそれを踏まえた自分の結論は、
「デッキはおそらく強いと思われるがそれを実証することは出来ず、自分にはその腕も無かった。そして仮に強いとしても、そのパワーを生かせないならば選択するメリットは無い。」
せっかく調整したデッキではあるものの、現実的に見て諦めざるを得なかったのさ。
そりゃぁ心残りだったけど、90点のデッキを6割しか回せないよりは75点のデッキを9割回せた方が勝利期待値は高いよね、って単純な計算くらいは出来る。
この結論に伴い、僕はSneakShowを選択した。
たまちゃんのRUG Delverをコピーする、って選択肢もあったんだけどね、最後は経験値の高い方を選んだんだ。
OmniTellの構成と同じく、Preordainを不採用にし、その枠にDivining Top。
Divining Topの採用に伴いfetch landを増量、マナ基盤を必要最小限に。
Vendilionの採用。
City of Traitorsを不採用、Ancient Tomb3枚とKarakas1枚。
墓地対策は最小限の2枚。
実際、墓地対策無しで勝つ場合も多いので、OmniTellの構成と同じく0枚という選択肢もあった。
Lavamancerは部族やStoneforge系、またThaliaやGaddock等を簡単に除去出来る点を評価して。
これは一点反省があって、Lavamancerを使うならDivining TopではなくPreordainの採用が正しかった。
Divining Top型だと手札にドロー操作を溜め込むので、思った以上に墓地が肥えないかったんだ。
対策カードへの対策として、Echoing Truth2枚と追加の万能カードとしてOblivion Ring。
Oblivion Ringは同型やOmniへの回答としても使える良カード。
Leylineの枚数に関しては、もちろん4枚が妥当だとは思うけれど、サイドのインアウト枚数を考えると何かを一枚削る必要があり、その対象になったのがLeylineだった。
初手にあれば対処されるまで優位に戦えるし、無ければDivining Topを駆使して手札破壊に対応する。
対ANTがやや不安なくらいか。
************
というわけで本戦はこのSneakAhowで参加して、6-1からのフィーチャーマッチで負け、目無しのまま6-3で終了さ。
デッキの安定性と回しやすさは最高だったよ。
OmniTellを使用して同様以上の成績になれたかなんて事はわからない。でも、この選択について後悔はしてないよ。この取捨選択は自分の意思だったからね。
今回初めてチームを組んでレガシーの大会に挑んだ訳なんだけど、まだ反省することだらけさ。
これをGP名古屋や他の大会に生かしたいと、心から思うよ。
みんな、チーム調整は楽しいぜ!
このチームで費やした思考手記が、少しでも皆の調整の役に立てば嬉しいよ。
気付いた点や気になった点があればコメントで教えてくれ!
じゃあまたな!今度はエターナルパーティーで会おう!!
kazoon先生と、ゲストでマツバガニ君が調整してくれた感じです。
翻訳記事風に書いてたら、妙に書きやすかったから最後まで続けてみたw
************
●選択
Eternal Festivalに向けてデッキを選ぶ上で、一つ選択をしなくちゃいけなかったんだ。
それは「貴方はShow and Tellを使う側?それとも使われる側?」ってこと。
誰もがご存知であろうこのカードは本当にバカげていて、それは今更語るほどの事ではないけれど、おおよそ通した次の瞬間にそのゲームは滅殺されている。
全ての参加者はこの問題に直面し、そしてどちらかを選択したんだろうね。まぁほとんどは使わない側に回ったんだろうけど。
僕らはShow and Tellを使う側を選んで、そして調整を始めた。当時はまだ9月の初頭だったから禁止発表に怯えながらね。
何故使う側に立ったって?簡単さ、このカードの暴力的な強さに惚れたんだよ。
まず注目したのは、GenConのレガシー選手権とMOCSレガシーの結果だ。
レガ選の優勝はSneakShow。これは僕も以前から使っていて、日本のレガ選でも入賞できた素晴らしいデッキだね。
M13が発売されたからと言って、特に変化は無かった。
一方MOCSの優勝デッキは、M13から飛び入り参加したアイツをフィーチャーした新しいShow and Tellデッキだ。
これの簡単な動きを説明すると、
Show and TellからOmniscienceを場に出す、
手札のBurning Wishを唱えサイドボードのPetals of Insightをサーチする、
Petals of Insightでライブラリを操作し、もう一枚のBurning Wishを掘り出す、
さらにサイドボードのGrapeshotを唱えると相手は黒焦げ、って寸法だ。
もちろんOmniscienceからGriselbrandやEmrakulが出てもゲームが終わる。
Petals of Insightっていうカードを見つけ出したヤツは、全く素晴らしい暇人だよ!これのお陰でOmniTellはSneakと全く異なる対策が必要になったんだから!
さて、話を戻そう。これら二つのShow and TellデッキのうちSneakは以前から使っていたので、次はOmniTellがどんなデッキか理解する必要があった。
だから9月にOsakaはNipponbashiで行われた、BigCup Legacyで試してみたんだ。
「URB OmniTell Version1」
2Volcanic Island
2Underground Sea
1Badlands
4沸騰する小湖/Scalding Tarn
4汚染された三角州/Polluted Delta
1霧深い雨林/Misty Rainforest
1島/Island
1山/Mountain
1沼/Swamp
3古えの墳墓/Ancient Tomb
2裏切り者の都/City of Traitors
2グリセルブランド/Griselbrand
2引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
2精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
4全知/Omniscience
4渦まく知識/Brainstorm
4思案/Ponder
2定業/Preordain
1親身の教示者/Personal Tutor
4強迫/Duress
2思考囲い/Thoughtseize
4燃え立つ願い/Burning Wish
3実物提示教育/Show and Tell
4Force of Will
サイド15枚
3大祖始の遺産/Relic of Progenitus
2赤霊破/Red Elemental Blast
1青霊破/Blue Elemental Blast
2残響する真実/Echoing Truth
1思考囲い/Thoughtseize
2紅蓮地獄/Pyroclasm
1虐殺/Massacre
1実物提示教育/Show and Tell
1ぶどう弾/Grapeshot
1洞察力の花弁/Petals of Insight
http://83710.diarynote.jp/201209012012099874/
色んなフォーマットで共にデッキ調整しているkazoonのアイデアと僕のアイデアをミックスしたものだ。
ちなみにDuressが多いのはNipponbashiメタゲームさ、ここはBurnがとても多いんだよ。Ryuji, The Kami of Burnがいるからね、HAHA。
まだまだ荒削りなリストだけど、こんなのでも全勝できた。この結果でパワーの高さを確信して、当分の間調整を続けることを決めたんだよ。
************
●調整
最初の調整は簡単だ、弱いカードを抜いて強いカードに替えていくだけだからだ。
まず大きな改良が、Boseijuの採用。
Overmasterの役割を果たし、PiarceやREBをすり抜けるこのカードはPiarce過多の環境にぴったりで、増量されるまでに時間は掛からなかった。
次にDivining Topの採用。
初見の印象は「毎ターンマナが必要で時間がかかるからこのデッキには合わない」だったんだけど、使ってみて印章が180度変わった。そしてすぐにPreordainと入れ替わった。
このカードは枚ターンPreordainを打ってる様なもので、むしろデッキのキープ基準を大幅に上昇させ、毎回安定した動きをもたらしたんだ。
そして土地の改良。
土地を並べたいのに噛み合わないCity of Traitorsはすぐにリストラされたんだけど、毎ターン2点のダメージを食らうAncient Tombがネックだった。
その時「Crystal Vein」を思い出したんだ、ヒントはちょっと昔のANTに使われてたってこと。
元々手札破壊を多めに積んだのもANTがヒントだったんだよ、Divining Topの採用テストもそこが始まりだし、FoWを0~2枚まで減らして8Duressでテストプレイもした。まぁ8Duressの結果は散々だったけどね。
決めるターンだけ2マナ必要なので、このデッキにはぴったりの土地だったね。
メインデッキで最後まで迷ったのが、Vendilionを使うかDuressを使うかってところ。
Thougthseizeの採用は確定的だったけど、追加のDuress枠は僕とkazoonとの間でも意見が割れていたんだ。
僕の主張は「Divining Topを使って土地を安定的に伸ばす構成ならば、初手で打ちたくないDuressよりも相手に合わせて妨害可能なVendilionの方が強い」
だった。
最終的にはDuressになったけど、Vendilionの型も是非試してみて欲しいね。
サイドボードにはBurning Wish専用枠が必要なので、実質10枚しか使用できない。
Pyroclasm
Massacre
Show and Tell
Grapeshot
Petals of Insight
この5枚は何があっても指定席から動かないだろうからね。
さらにWish枠として、前方確認用のDuressを一枚詰みたかったので枠を使用。
ちなみにkazoonはここにTherapyを選択した。
そして僕らはLeyline of Sanctityの必要性について議論した。
またそれに伴い墓地対策の必要性についても。
テストを重ねることで得た結果は、OmniTellは僕らの想像以上に手札破壊に脆いということだったんだ。
Leylineの有無はその勝率の改善に直結するだけでなく、BurnやANT等他のマッチアップにも流用できるカードだったので、4枚必須という結論に至った。
すると枠の都合上削られる、いや削らざるを得なかったのが墓地対策。
これもテストの結果なんだけど、墓地対策を使わなくても墓地利用デッキ相手に一定以上の勝率を叩き出せるという数字が出て、その結果この枠は0枚になったのさ。
サイドボード残り5枚
次にREB枠。
テストの段階でVendilion、Counterbalanceが辛いことは判ってたし、一番の天敵であるDelverにも対処可能だからね。
問題は何枚取るかということだけで、最初は2枚、そして3枚、最後は4枚に落ち着いた。
最後に、これも議論の末最終的に入ったがReverent Silence。
マナベースをこれ以上Wastelandに弱くしてまで緑をタッチするのか?というデメリットと、
相手からLeyline of Sanctityを出された時にどう対処するのか?という回答及び、後付けではあるがCounterbalanceやOblivion Ringへの回答になるというメリットを比べた結果の採用。
元々僕のリストにはEchoing Truthなどのバウンスが入っていたんだけど、こういう対応型カードに2枚も枠を割くのは弱いということ(Sneak型なら話は変わるが)と、特定の状況に対応できるからこそWishボードとして使えるこのカードは強い、という点が選ばれた理由だった。
最終的に75枚はこういう経緯で決まり、これをkazoonが使うことになったんだ。
http://83710.diarynote.jp/201210142256405414/
え、僕はどうしたって?
理由があって別のデッキに替えたのさ。
************
●勝ちきれない
このデッキを使って調整をしていた全ての大会で、最初のBigCupの除いて、僕は一度も勝ち越すことが出来なかったんだ。
もちろん調整中なのでリストに不完全な部分はあった。しかしデッキが一定以上の強さならば、調整中とはいえある程度の結果は残せると思っている。
ならば、果たして本当にデッキは強いのか?あるいはメタに合っていないんじゃないのか?それとも他に勝ちきれない理由があるんじゃないか?
結果を出せていない以上、エタフェス直前一週間ではあったが自分なりに勝てない分析する必要があった。
そしてその結論を出した。
勝ちきれない最大の理由は
「プレイングの選択肢が難しすぎてミスプレイが多すぎる」
端的に言えば、僕がヘタクソだったってことさ。
フリープレイでの1プレイさえ、僕とkazoonの間で議論が起こる程の繊細さを要求される挙動。
1Tにセットランドは何か?先手ならThoughtseizeを打つのか?Ponderは?どのタイミングで仕掛けるか?
選択肢が多すぎて、毎回満点のプレイングはほぼ不可能だった。
そしてそれを踏まえた自分の結論は、
「デッキはおそらく強いと思われるがそれを実証することは出来ず、自分にはその腕も無かった。そして仮に強いとしても、そのパワーを生かせないならば選択するメリットは無い。」
せっかく調整したデッキではあるものの、現実的に見て諦めざるを得なかったのさ。
そりゃぁ心残りだったけど、90点のデッキを6割しか回せないよりは75点のデッキを9割回せた方が勝利期待値は高いよね、って単純な計算くらいは出来る。
この結論に伴い、僕はSneakShowを選択した。
たまちゃんのRUG Delverをコピーする、って選択肢もあったんだけどね、最後は経験値の高い方を選んだんだ。
「Metabolic Show」
土地:20枚
2Volcanic Island
1Tundra
4沸騰する小湖/Scalding Tarn
2溢れかえる岸辺/Flooded Strand
2汚染された三角州/Polluted Delta
1霧深い雨林/Misty Rainforest
3古えの墳墓/Ancient Tomb
3島/Island
1山/Mountain
1Karakas
スペル:40枚
2ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique
4グリセルブランド/Griselbrand
4引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn
3水蓮の花びら/Lotus Petal
3師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
4騙し討ち/Sneak Attack
2精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
4渦まく知識/Brainstorm
4思案/Ponder
2もみ消し/Stifle
4実物提示教育/Show and Tell
4Force of Will
サイド15枚
2大祖始の遺産/Relic of Progenitus
2渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
2紅蓮破/Pyroblast
1赤霊破/Red Elemental Blast
1青霊破/Blue Elemental Blast
2残響する真実/Echoing Truth
1紅蓮地獄/Pyroclasm
1忘却の輪/Oblivion Ring
3神聖の力線/Leyline of Sanctity
OmniTellの構成と同じく、Preordainを不採用にし、その枠にDivining Top。
Divining Topの採用に伴いfetch landを増量、マナ基盤を必要最小限に。
Vendilionの採用。
City of Traitorsを不採用、Ancient Tomb3枚とKarakas1枚。
墓地対策は最小限の2枚。
実際、墓地対策無しで勝つ場合も多いので、OmniTellの構成と同じく0枚という選択肢もあった。
Lavamancerは部族やStoneforge系、またThaliaやGaddock等を簡単に除去出来る点を評価して。
これは一点反省があって、Lavamancerを使うならDivining TopではなくPreordainの採用が正しかった。
Divining Top型だと手札にドロー操作を溜め込むので、思った以上に墓地が肥えないかったんだ。
対策カードへの対策として、Echoing Truth2枚と追加の万能カードとしてOblivion Ring。
Oblivion Ringは同型やOmniへの回答としても使える良カード。
Leylineの枚数に関しては、もちろん4枚が妥当だとは思うけれど、サイドのインアウト枚数を考えると何かを一枚削る必要があり、その対象になったのがLeylineだった。
初手にあれば対処されるまで優位に戦えるし、無ければDivining Topを駆使して手札破壊に対応する。
対ANTがやや不安なくらいか。
************
というわけで本戦はこのSneakAhowで参加して、6-1からのフィーチャーマッチで負け、目無しのまま6-3で終了さ。
デッキの安定性と回しやすさは最高だったよ。
OmniTellを使用して同様以上の成績になれたかなんて事はわからない。でも、この選択について後悔はしてないよ。この取捨選択は自分の意思だったからね。
今回初めてチームを組んでレガシーの大会に挑んだ訳なんだけど、まだ反省することだらけさ。
これをGP名古屋や他の大会に生かしたいと、心から思うよ。
みんな、チーム調整は楽しいぜ!
このチームで費やした思考手記が、少しでも皆の調整の役に立てば嬉しいよ。
気付いた点や気になった点があればコメントで教えてくれ!
じゃあまたな!今度はエターナルパーティーで会おう!!
コメント
こんなん書いたらGP初日落ちしちゃいますよww
スタンこそ本気で調整しまっさ!
声をかけれないレベル。
腕もデッキも強いだけに
ほんま悔しいっすね!
今度こそ…っ!!
関係ないとは判ってるけど、実績が物語ってるw
まぁがんばろうぜ!来週からスタン本気勢になるし。
アソパソさんの好きなボードコントロール蔓延ってますますし、スタンやりましょ