今回のエタフェスにて、知人が上位卓にてIDする(TOP8確定ではない)という事例が2件見受けられたので、IDについて自分なりの意見を書こうかなと思う。

IDとは・・・
インテンショナル・ドロー/Intentional Drawは、合意による引き分けを意味する。通称ID。
(MTG-wikiより)
http://www.mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC

*事例1
大会で友人と当たりました。
条件は以下の2つ
・残り試合はこのラウンドを含めると4試合。
・二人とも全勝ライン。

ガチるのか、それともIDするのか。
(TOP8確定のボーダーは、おおよその目安として一敗一分までです。)

ここでガチった場合、勝者Aの決勝ラウンド進出の期待値が大きく上昇します。
・この後2連敗しない
これだけがTOP8確定の条件となるからです。
(細かい条件を挙げるなら、負→勝の後に下当たり等でガチられて負けない、3分しない、等もあるけど、レアケースだし除外)
非常に緩い条件であることがわかるかと思います。


敗者Bは許されるのが一分のみ
1.残試合を最終戦まで全勝し、最終戦をID
2.途中で一分し、残りを全勝
つまり2-0-1が最低条件となるので、なかなか厳しい道のりですね。


一方、両者IDで終えた場合、残りのラウンドで許されるのは
1.残試合を最終戦まで全勝し、最終戦をID
2.途中で一分し、残りを全勝
3.途中で一敗し、残りを全勝
の3通り。
選択肢1・2は、ガチるプランの敗者と同じ条件(2-0-1)です。

そしておそらく多数の人は、この選択肢3のワンチャンスに賭けてIDを考えるのでしょう。
こちらの条件は残り試合を2-1で終えることです。
確かに残り3ラウンドで一敗が許されるというのは、大きなアドバンテージな気がします。

しかし選択肢3は、
この友人とのラウンドで負けるか or この後負けるか
のトレードオフを行い、後者を選択したに過ぎません。

ゲーム理論と似た点数のやりとりですかね。
ガチった場合は勝者Aのみが利益を確保、Bは敗北できないというリスクを負う。
IDした場合はどちらも利益を得ず。ただし休憩を取る、上位陣の使用デッキを偵察できる等の間接的な利益を得る。リスクは先送り。

というわけで、はっきり言えばこのIDにアドバンテージは大してありません。
むしろ「引き分け」というカードを切った分、リスクが増えるだけです。
故に、二人が全勝ならば、IDの必要性は0だと考えます。


*今回の事例の備考*
今回は同型対決、かつCTG同士の引き分けが懸念されるマッチ、というサブ条件がありました。
しかし最初から同型とわかっているならば、引き分けないようにプレイするのも競技技術の内の一つだと私は考えている為、それを理由としたIDはナンセンスである、と判断しました。


***************

*事例2
大会で友人と当たりました。
条件は以下の2つ
・残り試合はこのラウンドを含めると2試合。
・二人とも一敗ライン。

ガチるのか、それともIDするのか。
(TOP8確定のボーダーは、おおよその目安として一敗一分までです。)

ここでガチった場合、勝者Aの決勝ラウンド進出がほぼ確定します。
また、敗者BはTOP8の目が完全に無くなります。
つまりほぼ100%で一方のみをTOP8に送り出すバブルマッチとなります。
(最終ラウンドで下当たりの可能性は残る)

一方、両者IDで終えた場合、次の最終ラウンドが勝ち縛りです。


私はこのIDに関しては、悪くないIDだと考えます。
なぜなら、IDのリスクがほぼ無く、逆にメリットが大きいからです。
勝利条件は「あと一勝」
メリットは「どちらもTOP8に残る可能性が出る」
リスクは「どちらも次で負ける可能性が残る」「引き分けが許されない」

逆に次のラウンドで下当たりをしてしまうリスクを考えると、むしろIDが正解まであります。
勝利条件が変わらないし、引き分けはプレイングで回避できますからね。

もしチームで調整していて、誰か一人でもTOP8に残ることを目標としているのならば、ガチって一人を押し上げるのも正解の一つかもしれません。


***************


以下個人的なあれこれ

友人と当たったからと言って安易にIDするのはどうかと思うわけです。
草の根トーナメントでもたまーに「序盤でID」ってのを見かけるんだけど、マジックしにきたんじゃないの?って思いますし。
おまえら「ID」って言葉に憧れて使ってるだけじゃねーんかと。
友人と当たることだって当然あるわけだし、そこで潰しあうのも対人ゲームの醍醐味なんじゃないかなーって思います。

僕はあんまりIDしたくない派なので、基本的にTOP8確定でない限りはやらないと思います。
たまに確定しててもガチりますし。

だってマジックしに大会にきてんだから、リスクが無いんなら多く対戦したいじゃないですかw


***************


まぁ賛否両論あるかとは思いますが、皆さんIDのご利用は計画的に。

あと、IDと違ってプレイの遅いことが原因の引き分け、これは同じ勝ち点でも悪よw

初めて秘密のみ

家計簿より該当項目を抽出。

しかし思ったより使ってますね。大会の参加費がバカにならん。
もうちょい節約できるかなぁ。

なお交通費は含まず。
そんなに遠征してないから大したことないんだけど。


1月
FNM×2:¥400
EDH×1:¥500
ドラフト×4:¥3,800
PE(プレミアイベント)×2:¥6,000

計¥10,700


2月
FNM×1:¥200
ドラフト×1:¥1,000
PE×5:¥10,000
シングル購入:¥31,215
Conflux 2BOX:¥21,600

計¥64,015


3月
FNM×3:¥600
EDH×1:¥350
PE×3:¥4,200
シングル購入:¥11,578
シングル買取:¥300

計¥16,428


4月
FNM×1:¥200
EDH×1:¥300
PE×4:¥8,000
シングル購入:¥9,944
ALA Reborn 1BOX:¥10,800
スリーブ:¥1,800

計¥31,044


5月
FNM×4:¥800
EDH×3:¥1,200
ドラフト×1:¥1,000
PE×3:¥4,500
その他大会×1:¥950
シングル購入:¥7,054
MO:¥5,308

計¥21,012


6月
FNM×3:¥600
ドラフト×3:¥3,350
PE×1:¥3,000
その他大会×3:¥2,000
MO:¥2,350

計¥11,300




なお出費のトップは全出費の約45%を占めた食費でしたw
これが一番バカにならんww家計的にも、メタボ的にもww

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